ホワイトニングとは歯を白くすること。歯を白くするには、いろいろな方法があります。

１） 歯の表面をごく少しだけ削って、付け爪のような白いシェルをつける方法
２） 歯の全周を削って、白いかぶせ物をする方法
３） 薬剤をつかって漂白する方法

ホワイトニングとは３）の薬剤（過酸化水素）を使って、歯に染み付いた色を漂白していくことです。ホワイトニングにもさまざまな種類がありますが、当院では、患者さまご自身で自宅で行っていただく『ホームホワイトニング』を採用しています。

歯科医院にて、トレーと薬剤をお渡しし、患者さまご自身でホワイトニングをしていただく方法です。方法は、トレーに薬剤を入れ、お口の中に装着するだけで、とっても簡単です。

ご自宅でテレビを見ながら・読書しながら・慣れてくれば寝ている間などにしていただけますので、時間を有効に使っていただけます。

まずは、今の患者さまの歯の色や性質をしっかりと診断させていただきます。
その際、ホワイトニング対象外となる歯や、ホワイトニングをしても色の変化があまり期待できそうにない歯など、しっかりとご説明します。

その後、歯型をとり、患者さまそれぞれにあうオーダーメイドのトレーを作ります。

次回ご来院の際に、トレーと薬剤をお渡し、使用方法の説明や注意事項などお話します。歯の表面に茶渋などのわずかな着色があれば、薬剤の浸透が悪くなり効果が薄れるため、徹底した歯の掃除も行います。また、色の変化をみるために、歯の色の写真も撮らせていただきます。

その後は１～２週ごとにご来院していただき、色の変化の確認と、歯のお掃除を行います。

ホワイトニングは、開発されたアメリカでも数十年の歴史の中で問題となった事例はでていません。歯科医師の指導の下、決められた使用方法・使用時間で行う分では、安全だといえます。

『ホワイトニングをしたら歯がしみた』ということがあります。
これは、薬剤（過酸化水素）が歯を漂白する、つまり、過酸化水素が着色物質を分解する際に、歯の中の水分バランスを崩し、一時的に脱水状態に陥るためではないかと考えられています。

歯にはまったく影響ありませんのでご安心ください。

また、この症状の出方は個人差がありますが、使用時間の調整や、しみ止めのお薬を塗ることで対応させていただきます。

残念ながらホワイトニングでいったん白くなっても、時間の経過とともにまた着色してしまいます。洗濯物と同じだとお考えください。着色したら漂白剤を使うことで、また白さを取り戻せますよね。歯も、再度着色が気になりだしたら、またホワイトニングを行う必要があります。

ただし、その際はトレーはお持ちですので、薬剤・歯の掃除のみの価格でさせていただきます。

他にも神経をとった歯に行うホワイトニングなど、いろいろな方法がありますので、院長に気軽にご質問ください。